そばにいて何処へも行かないと誓って
どーも、夜中に眠れなくていきなり現れるユウです。
寝ついたら早いけど、寝て起きたら、数日も突きつけられてる、目を背けたい、見たくない、覆ってほしい現実が待ってる。
起きたら、移籍会見が待ってる。
移籍の話が出てから、
「行かないで」
「紫のユニフォームでサッカー選手としての生を全うしてほしい」
「唯一無二の存在」
と、たくさんの言葉がTwitterに溢れ返った。
だけど、今の広島の起用方針では、11番であっても出られる保証はどこにもない。
「練習で状態のよい選手を出す」、間違ってない。むしろ正しいし現実的。
だけど、ベンチを温めるのを潔しとしなかった。
移籍は選手の権利、と言われる。
もっと、 その人らしくいられる選択をすることは、全く間違ってはいない。
だけど、私が愛してやまないチームと出会った時にはもういて、初めてファンサービスでサインをもらったり握手したりしてもらった選手。
思い入れはすごく深い。
だからこそ、「そばにいて何処へも行かないで、そばにいて何処へも行かないと誓って」と願ってた。
(GLAYの"ROSY"って曲からフレーズを引用)
だけど、「ストライカーは試合に出て、得点を決めてナンボ」という宿命。
何も荒野に足を踏み入れなくても、 ボロボロにされるかもしれないし、理不尽に切られるかもしれない。待ってる道は、険しい。
あえてそこへ行く、実際に体験してみないとわからないのは私だって人のことは言えない。
本当は、この「広島の顔であるストライカーが、出場機会を求めて広島を去って、来季のことが真っ白なJ2に降格したチームに移籍する」という話が、現実の話だと思うのは嫌だ。
並行世界の話であって、たまたま何かの間違いでその話が流れてきてるだけで、「エースストライカーは、出場機会を求めて移籍しようとしたけど、広島に骨を埋めることを決断して、残留する」というのが本来のシナリオ、と言ってほしい。
何もかも、ウソだったと言ってほしい。
だけど、チームの公式をも巻き込んだウソをつくなんて悪趣味なことはしない人だ。
紫の11番がチームを離れる日がいつか来ることはわかっていたけど、来てほしくない日こそ予想外に早く来る。
紫の11番は、かつて森保一が通った道を行く。
あと何年続けられるかわからない選手生活。
まだ続けられる、そう思って新たな道を行く。
新たに出会う人がたくさんいるだろう。
その中には、若手の選手もいるだろう。
森保は、多くの人と出会い、後に紫の11番となる彼に、多くの影響を与えた。
紫の11番が、かつての森保のように、多くの人に慕われ、愛され、大切にされることを願ってやまない。
荒野であっても、応援してくれる人はたくさんいるだろう。
どんなことが起こっても、きっとプラスにできると信じて。
まずは天皇杯で、4つ目の星をつけたい。いや、つけよう。
それでは、行ってらっしゃい。